[パリ 13日 ロイター] - フランスの建設資材大手サンゴバン<SGOB.PA>は、米コンチネンタル・ビルディング・プロダクツ<CBPX.N>を買収することで合意した。コンチネンタルの評価額は14億ドルとなる。両社が12日に発表した。

サンゴバンは買収によって米国市場での同社の収益と存在感が高まるとしている。

1株当たりの買収価格は37ドルで、コンチネンタル株の12日終値に3.5%上乗せした水準。

石こうボードを生産するコンチネンタルは、サンゴバンの新設部門に統合される。

買収は両社の取締役会で承認されており、今後、コンチネンタルの株主と反トラスト規制当局の承認を得る必要がある。

サンゴバンによると、コンチネンタルの2019年の売上高と利払い・税・償却前利益(EBITDA)はそれぞれ約5億1000万ドルと約1億3000万ドルになる見通し。

サンゴバンは買収を通じたコスト面でのシナジー(相乗効果)について、買収完了から3年目の終わりに5000万ドル程度となるとの見方を示した。買収資金は非中核事業の売却で賄うと説明した。

サンゴバンのピエール・アンドレ・ドゥ・シャランダール会長兼最高経営責任者(CEO)は13日の電話会見で記者団に対し、業績と株主還元の拡大を目指す戦略に取り組む中、来年も買収機会の検討を続けると表明した。