[12日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>の10月の新規受注は10機だった。墜落事故を起こし運航停止となっている「737MAX」の運航再開時期が見通せない中、一部顧客企業の間で737MAXの受注を価格が高いワイドボディ機に切り替える動きが出ている。

ボーイングの1─10月の受注数は45機。競合の欧州航空・防衛最大手エアバス<AIR.PA>の約500機に大きく遅れを取っている。

ボーイングに対する発注を巡っては、エアリース<AL.N>がMAX15機の発注を「787ドリームライナー」5機に変更。このほか顧客企業1社がMAX3機の発注を取り消した。