[ワシントン 5日 ロイター] - 米運輸安全委員会(NTSB)は5日、米配車大手ウーバー・テクノロジーズ<UBER.N>による自動運転車の公道走行実験について、死亡事故が発生した昨年3月までの1年半の間に37件の事故を起こしていたと明らかにした。

うち33件は他車との衝突事故だった。中には、車道をふさいでいた自転車用レーンの杭に衝突した例や、対向車線から車両がはみ出して来たために試験車のドライバーが衝突を回避した例があったという。

NTSBは19日にこうした事故の原因について公聴会を開く。

ウーバーの広報担当は、死亡事故について遺憾の意を示し、安全性優先に向け重要なプログラム更新を行ったと指摘。NTSBが示す勧告を受け入れる方針も示した。