リーマン・ショックを振り返ると見える「GAFAの次」
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注目のコメント
なぜ2009年から第三次AIブームはきたのでしょうか?私の仮説を記載しました。一般メディアの報道がA面ならば、通常は言われないリーマンショックによるB面という不況のポジティブな側面について。更にはGAFAの次にくる産業の大胆予測です。貴重な新連載の機会に感謝です!
正しいかは別として、独自の考察が面白いですね。
リーマンショックを契機に優秀な人財が外資投資銀行からGAFAへ流入し、デジタルイノベーションを産んだという考えですね。
私は因果関係が逆だと思います。テクノロージーの進展から読み解くほうが未来は先読みしやすいと思います。ちなみにシュンペーターが必要だと言ってる「不況」とは、一般的に考えられている不況とは異なる点に注意が必要です。
所謂「一般均衡理論」の状態そのものが停滞であり不況だとしていますので、主流派経済学の前提そのものに対する挑戦と言う事です。
シュンペーターの解釈で行けば、この記事のように「変わり続ける事の大切さ」についてのみ注目される事が多いのですが、これは「企業家」の部分です。両輪のもう片方である「銀行家」について語られるケースが少なめのように感じています。
つまり日本経済ではシュンペーターの言う所の「不況」ではなく、「経済ショック」や政府の失政による「デフレ不況」により、「銀行家」がその機能を発揮できない状況にあるのが問題です。
シュンペーターの指摘する「不況」を日本経済の現在の状況と捉えて論理構成を図ると、あたかも【企業が変化するために頑張っていない】と言う結論を導き出せるような気分になりますが、それは誤っていると指摘させて頂きたいと思います。
【むしろ経済ショックや失政による不況ではない方がイノベーションが生じる】と言う結論になるはずです。
従って、日本経済でも大きなイノベーションを生じさせるためには、政府がデフレを脱却し、経済ショックを発生させないような安定的な環境を作り出すのが大前提と言う事になります。
ちなみに現在の政府は一般均衡理論に基づいた政策を進めているように見えます。
要すれば、【企業が悪いのではなく、政府が悪い】。
また不要なものや無駄なものが淘汰されるなんて言ってたかな?旧いものが淘汰されると主張していたのでは。