[29日 ロイター] - 米クレジットカード大手マスターカード<MA.N>が29日発表した第3・四半期決算は利益が市場予想を上回った。景気減速懸念にかかわらず、クレジットカードやデビットカードの利用が拡大し、業績押し上げに寄与した。

決算を受け、マスターカードの株価は午前の取引で0.5%高で推移している。

決済総額(ドル建て)は前年同期比12.4%増の1兆6500億ドル。

決済処理件数は約22%増の約282億件。米国では約12%増加、欧州でも31.4%増加。

海外での利用額の指標となるクロスボーダー決済額(ドル建て)も17%拡大した。

純利益は21億1000万ドル(1株当たり2.07ドル)と、前年同期の19億ドル(同1.82ドル)から増加。一時的項目を除く1株利益は2.15ドルと、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の2.01ドルを上回った。