英、12月総選挙の公算 最大野党が早期実施賛成
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EU側は、離脱延期の条件として、合意案に関する一切の再交渉を排除した。となると、何としても合意なき離脱だけは避けたいと言うのなら、既定の合意案を承認する以外の選択肢は何も無く、選挙などしてもしなくても同じだということになる。何がどうであれ、もう今となっては既定の合意案での離脱しかないだろう。ただし、もう一つEU側が示した条件は、早期に英国議会が合意案を認証した場合、自動的に離脱時期も早まるというものだ。英国のEUからの離脱という問題だけを考えれば、それでもいいかもしれない。だが、労働党は、この機に賭けに出た。端的に言えば、選挙をするなら離脱前という選択をしたのだ。どのみち既定の合意案を承認するしか無いのだが、それは選挙の後で……というわけである。ジョンソン政権が10月末離脱という公約を果たせず、混乱をもたらしたタイミングを見計らって選挙をすることを選んだのだ。もちろん、労働党が勝てる保証は全くないし、むしろ世論調査でも支持率は伸びていない。だが、もし勝てるなら今しかないという判断は成り立つだろう。
労働党もついに解散に乗りますか。
相当な労働党への批判があったのか、EU側でUK労働党へアプローチがあったのか、選挙で何とかなるとの目算が立ったか。恐らく1つめでしょうね。
今回の選挙は本当に意味を持ちます。ここで決められない議会を作れば、UKは本当に見はなされます。
労働党は今回負けると言われていますが、つい最近まで(メイ政権の頃は)コービンは政権をとると言われていました。侮ることは出来ません。仮に関税同盟に残ることでのsoft Brexitを掲げるなら、それはそれで意味はあります。soft Brexitなら北アイルランドの問題は実は悩む必要はありません。関税同盟に残る形ならFTAなどを独自には結べませんので、ジョンソン(兄)首相が実行することはありませんが、実はコービンの見解には近い手法になります。
それにしても、他からすればいい加減決着してくれ、と思うかもしれませんが、それくらい割れてしまった国での合意形成は大変であることを改めて思い知らされます。
しかし、だから民主主義はダメだ、とするには、他の方法を提案する必要があります。