デジタル人民元、近く発行か-中国スマホ決済大手に忍び寄る脅威
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私が3年前に中国を訪問した時に、すでに中国政府はブロックチェーンの研究を行っていました。
中央銀行が発行するデジタル通貨をCBDCと呼びます。CBDCは必ずしも仮想通貨ではありません。民間が発行するポイントのようなマネーと比較して、CBDCは中央銀行(~=政府)が発行するので、会社の倒産リスクがなく安心して利用できます。その点において、既存のプラットフォーマーの発行するマネーは太刀打ちできないと思います。
ただ、中央銀行がCBDCを普及させるためには、プラットフォーマー、少なくともウォレット事業者の力を借りるだろうと考えます。中央銀行が加盟店管理や、顧客対応をするのは難しいからです。おそらく協業してまずは中国国内の普及を目指し、この後は皆さんが考えるように、国外での普及についても視野に入れているのではないでしょうか?
私はCBDCに非常に関心があり、近い将来に普及すると考えています。
金融政策に対するインパクトが分からない状態ではリスクが大きいので、各国は、例えばサンドボックスで期限付きCBDC(満期を迎えたら現金と交換可能)を発行してみるのも良いかもしれません。
ぜひ日本も最先端の金融テクノロジーの導入について検討して欲しいと思います。中国に周回遅れの日本。ゆえに、実現性は低いでしょうが
■デジタル日本円を発行
■紙幣・硬貨を全廃
…とした方が、消費税率を上げるよりよほど税収は伸びそう。
ちなみに、中国に先行しうるのはスウェーデンのeクローナ。
https://newspicks.com/news/3511991
■1年間に現金での支払い経験があるのは10人に1人
■この先、ATMを使うことは二度とないとする人が5人に1人
■現金の取り扱いが減って、銀行強盗の数が「2008年→210件」「2017年→2件」
これくらいまでいかないとデジタル通貨の発行には至らない? とすると、日本がその域に達するのは数十年後でしょうか…。米国が仮想通貨導入でモタモタしている間に中国が先行しようとしている。人民元ペッグの中国人民銀行が発行する仮想通貨。ドル基軸への脅威としてはLibraを遥かに上回る。この領域での米国の動きは遅すぎる。足を引っ張りあってる場合ではないと思う。
人民銀研究局の王信局長は今年の会議で、「通貨とは利益と権力、国際政治、外交を意味する」と指摘。「決済ツールが通貨機能を提供できるなら、法定通貨への影響は間違いなくあり、国家による通貨・金融システムの管理の在り方にも影響を及ぼすだろう」と論じた。