インパクト投資、共通基準で フィリップ・ル・ウェルー氏
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
このあたり、IFE所掌なのですね。適切なのだろうか。
(引用)
最近、日本で初めて、国際協力機構(JICA)が署名した。アジアでも最初の署名機関の一つとなった。さらに世界で40の機関投資家も署名を検討しており、インパクト投資の運用原則の広がりを期待する。
投資家は、共通基準がもたらす規律と透明性を望んでいる。16年前にIFCが国際金融機関とともに策定した「赤道原則」は、途上国でのプロジェクトファイナンスのベンチマークとなった。2014年に「グリーンボンド原則」が導入されると、グリーンボンドの市場規模は13年の100億ドル(約1兆800億円)から18年の1710億ドルに拡大した。19年は2500億ドル規模が見込まれている。
同様に、インパクト投資の運用原則も市場の拡大に寄与するはずだ。IFCは最近のリポートで、現在世界で約1兆ドルと推定されるインパクト投資市場の潜在的な規模は、26兆ドルと試算している。大規模な資金が、インパクト投資で運用されるのを想像してみてほしい。1年間に数兆ドルが必要なSDGsの達成に向けて大きく前進することができるだろう。
共通基準とグローバルなプレーヤーのコミットメント(関与)により、インパクト投資は貧困と戦い地球を救う解決策として、市場経済の力をいかす有力な方法となる。投資家は、社会的インパクトか経済的リターンかで迷う必要はなく、両方を追い求められる。
(引用終)