ソフトバンク、ウィーワーク追加出資に伴う債務負担回避を模索=関係筋
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SBGによるWeWork支援について、WeWorkのリース債務が巨額ゆえに連結対象としない金融支援策を模索しているとのこと。
元記事はこちら。日本語では「リース債務を引き継ぐ」と記載されていますが、リース債務をリコースされるわけではなく、連結によるSBGのBSへのオンバランスのことです。
https://www.reuters.com/article/us-wework-softbank-group/softbank-seeks-to-avoid-weworks-liabilities-with-new-investment-sources-idUSKBN1WY0OJ
確かに、WeWorkには長短合わせたリース債務がUS$18.5 billion、長期借入金がUS$1.3 billionある一方で、税前損失がUS$1.9 billionもありますので、これをSBGに連結してしまうと同社で調達している借入金のコベナンツ(財務制限条項)にヒットするということでしょう。
17兆円もの借入金を有するSBGにとって、コベナンツヒットはかなり大きい問題です。SVF 1のコミットIRR 7%の利払いもありますし。
とすると、SBGによるWeWork支援は、株式過半数を取りたくても、実際には取れない、ガバナンスに制約条件がある、ということかもしれません。