末續慎吾が考える「これから強くなる」アスリートの条件
SportsPicks編集部
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注目のコメント
末續さんがかつてため息と戦っていたと話されていたのは、印象的です。
1位になっても、10秒を切らなかったら観衆のため息が聞こえる。
それは想像するだけでしんどかっただろうとわかります。
10秒にもっとも近づいたときより今の方が幸福だし強いと話すのはそういう経験を経て、己と向き合ってきたらから。
その末續さんの言葉、哲学を覗きみてもらいたいです。徹底性と立体性、その先にある推進力。そして一人称から三人称へ。心に響く求道者のメッセージでした。
「自己満足の世界では、常に一人称のままです。僕は、アスリートは表現者だと思っています。競技をすることで伝えていくことがある。自分自身に対してもそうです。先にも指摘した通り、最終的には「私とあなた」から「私たち」になっていかないといけない」アスリートが表現者であるか否かはその選手の向き合い方によって違うと思っています。競技を通じて、何かを伝えたかったり、主義主張があれば自ずと表現者となるし、人を惹きつけるでしょう。
表現をすることは考えて、試行錯誤を繰り返すことなので、好きであることはもちろん、必死の取り組みもマストになるので、結果的に息が長い選手になれるし、豊かな競技人生が送れると僕は思っています。