[16日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>が16日発表した第3・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。助言手数料や融資が増加し、金利低下による悪影響を相殺した。

普通株主帰属の純利益は前年同期比21%減の52億7000万ドル(1株当たり0.56ドル)。20億ドルの減損計上が響いた。

減損を除く1株利益は0.75ドル。

収入は小幅増の229億6000万ドル。

リフィニティブのまとめたアナリスト予想は1株利益が0.51ドル、収入は227億9000万ドル。

純金利収入は123億4000万ドルと、総収入の半分超を占めた。

米連邦準備理事会(FRB)の利下げを背景に、金利マージンは2.41%と、4ベーシスポイント(bp)低下。しかし、融資が5%伸び、業績を支えた。

投資銀行業務の手数料収入は40%増、最大部門のコンシューマー・バンキング事業も3%の増収となった。

株式トレーディング収入も13%増と好調だった。

決算発表を受け、株価は序盤の取引で2.8%上昇した。