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驚いてホッとした2019年ノーベル物理学賞 - 須藤靖

論座(ロンザ)
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    忠北大学 天文宇宙科学科 教授

    奇しくも系外惑星と宇宙論の両方の専門家である東大の須藤さんの今年のノーベル物理学賞に関する解説記事。最後の二つのパラグラフが非常に興味深い(下記引用)。続編記事では標準宇宙論の理論確立対する大きな貢献が認められて共同受賞したピーブル「ズ」の話題。こちらも大変面白い。

    >引用
    「ところで、今回のマイヨールとケローの受賞理由は、「太陽と似た恒星の周りを公転する系外惑星の発見に対して」(for the discovery of an exoplanet orbiting a solar-type star)となっている。「太陽系外惑星の発見」ではなく、わざわざしつこい言い回しとなっていのには訳がある。実は、1992年に中性子星(恒星が超新星爆発したあとに残る、きわめて高密度の小さな星)の周りの惑星が発見されているのである(A.Wolszcsan & D.A.Frail"A planetary system around the millisecond pulsar PSR1257+12", Nature 355, 145, 1992)。
     これが重要な発見であることは言うまでもない。しかも地球の3倍程度という比較的小さな(おそらく岩石)惑星が2個存在する多重惑星系という、いきなりすごい系の発見だったのである。しかしながら、中心天体が中性子星であるため太陽系とは似ても似つかない惑星系であること、さらに今でも中性子星の周りの惑星系は数例しか見つかっていないことから、その後の系外惑星の研究を牽引したわけではない。以上から、太陽系外惑星分野のノーベル賞がマイヨールとケローの2名に授与されたことは極めて合理的な結論であると言える。」


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