恩赦とは?「即位の礼」に合わせ55万人が対象に。過去には選挙違反者の“救済“で批判も…
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注目のコメント
なぜこの制度が存在するのか。
絶対王政や君主制では、トップに逆らった犯罪者も、次のトップの下では寧ろ称賛される側になる。だから代替わりが起きた時に、政治関係の犯罪者が多く救済されて来たという伝統に基づいているから。
しかし、今の日本でそれを行う理由はあるのか。過去の恩赦はほとんど選挙違反を疑われた政治家に実施され、結局は「政治恩赦」との批判を受けた。
だから今回55万人へと規模を縮小(’89: 1017万人、’90: 250万人)して、少しでも批判を逃れようとしている。
この制度がなくとも、中央更生保護審査会が恩赦を毎年実施しているし、再審を求めることだって出来る。わざわざ皇室行事で行う必要は無い。
忘れてはならないのが、恩赦対象は内閣が決め、国会によるチェックすらないということ。また、被害者の意思も汲みされないということ。