[香港 15日 ロイター] - 米金融大手シティグループ<C.N>が中国に100%出資の証券会社を設立する計画を立てている。事情に詳しい複数の関係者が15日明らかにした。

シティは現在、中国企業と合弁で設立した証券会社から撤退する手続きを進めており、関係者の1人によると、作業は年末までに完了する見通し。これは100%出資の証券会社の設立に向けた準備とみられている。関係者らによると、設立計画は初期段階にある。

中国は現在、海外の投資銀行に最大51%出資の合弁事業を認めているが、来年12月1日に証券会社への出資制限を撤廃する計画を先週発表した。

ある関係者によると、中国証券監督管理委員会は来年第2・四半期から、外資が100%出資する証券会社の設立申請を受け付け始め、来年末までに少なくとも数社に認可を与える計画だ。