[15日 ロイター] - 米銀大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)<WFC.N>が15日に発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は、主に住宅ローン関連事業の収入が減少したことで、利益が予想に届かなかった。

このほか、3年前に表面化した営業慣行を巡る違法行為に関連した法務費用が一段と膨らむ可能性があるとし、16億ドルを積み立てたことを明らかにした。

第3・四半期は普通株主帰属の純利益が40億4000万ドル(1株当たり0.92ドル)と、前年同期の54億5000万ドル(同1.13ドル)から減少。一時項目を除く1株利益は1.07ドルと、リフィニティブがまとめた予想の1.15ドルに届かなかった。

貸し倒れ引当金は6億9500万ドルと、前年同期から20%増加した。

住宅ローン関連事業の収入は45%減。純金利収入は米連邦準備理事会(FRB)による利下げが響き116億3000万ドルと、7.5%減少した。