[13日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱が再延期され不透明感が続いた場合にイングランド銀行(英中央銀行)は利下げする可能性があるとの見解について、ラムスデン副総裁は賛同できないとの考えを示した。英紙テレグラフのインタビューで述べた。

企業の投資削減などEU離脱を巡る不透明感による経済への打撃はあまりに大きく、中銀の対応能力に支障が生じる可能性があると述べた。

中銀のソーンダーズ、ブリハ両金融政策委員はEU離脱期限が再び延期されれば利下げする公算が大きいとしているが、ラムスデン氏は一段の金融緩和には消極的な立場を示した。

またジャビド財務相が計画している財政支出の拡大は「経済により多くの資金が流入する」ことを意味するとして、金融政策を決定する際に考慮すると述べた。

1月末で任期の切れるカーニー総裁の後任に立候補したかとの質問にはコメントを控えた。

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