[モスクワ 10日 ロイター] - ロシア政府系ファンド、ロシア直接投資基金(RDIF)のドミトリエフ総裁は10日、14日に予定されているプーチン大統領によるサウジアラビア訪問では、20億ドルを超える規模の取引について署名され、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成するOPECプラスの産油政策についても議論されると明らかにした。

プーチン氏のサウジ訪問は、ロシアが中東での政治・経済面での影響力拡大を目指す中で実施される。

ドミトリエフ氏は「歴史的な訪問であり、地域に安定をもたらす存在としてロシアの重要性が際立つことになる」と指摘した。

署名する取引のうち、1件は7億ドル相当となる。またRDIFは、サウジ国営石油会社サウジアラムコとの共同投資計画も発表する見込み。