[北京 10日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>の第3・四半期の中国での自動車販売は17.5%減の68万9531台だった。同社が声明で明らかにした。5四半期連続の減少となった。

米中貿易戦争を背景に中国経済が減速していることが背景。主力の中価格帯のスポーツ用多目的車(SUV)で競争が激化したことも響いた。

ロイターの算出によると、1─9月の販売は226万台。

中国汽車工業協会(CAAM)によると、GMとフォード・モーター<F.N>は中国販売の減少が続いており、1─8月の中国乗用車市場での米自動車メーカーのシェアは9.5%と、前年同期の10.7%から低下した。

ドイツの自動車メーカーのシェアは21.6%から23.8%に上昇。日本の自動車メーカーのシェアは18.3%から21.7%に上昇した。

GMでは、低価格ブランドの「宝駿」の第3・四半期の販売が34.9%減少。一般消費者向けの「ビュイック」の販売も20.6%減少した。高級車ブランドの「キャデラック」の販売は10.9%増加した。