[北京 7日 ロイター] - 米プロバスケットボール(NBA)のヒューストン・ロケッツのゼネラル・マネジャー(GM)、ダリル・モーリー氏は7日、香港の抗議活動を応援する内容をツイッターに投稿したことを謝罪した。

モーリー氏はツイッターに「自由のために戦おう。香港と共に立ち上がろう」と書かれた画像を投稿。投稿は直ぐに削除されたが、中国のスポーツ用品ブランド「リーニン(李寧)」やスポンサーの上海浦東発展銀行から非難が相次いだ。

チームのオーナーは5日、ヒューストン・ロケッツの見解を示したものではないと説明して火消しに走ったが、中国バスケットボール協会は、ヒューストン・ロケッツとの協力を停止すると発表した。

また、中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)のスポーツチャンネルも6日からヒューストン・ロケッツの試合を放送しないと発表した。

モーリー氏はツイッターへの投稿で「私のツイートで中国のロケッツファンや私の友人を侮辱するつもりはなかった。複雑な出来事について、ひとつの解釈に基づき考えを述べただけだ」と説明し、他の見方があることも認めているとし、「私のツイートは私自身のもので、ロケッツやNBAの見解ではない」と述べた。

ヒューストン・ロケッツは、2002年にドラフトで指名した中国出身選手、姚明がプレーしていたことなどから、中国でファンが多い。