[ドバイ/リヤド 4日 ロイター] - サウジアラビアは、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が提案した休戦協定を検討していると明らかにした。実現すれば、国連の停戦努力が進展する可能性が出てくる。

フーシ派は2週間前、サウジがミサイルとドローンによる攻撃を行わなければ、フーシ派もサウジに対し同様の攻撃を行わないとの条件を提案した。

サウジ側は、提案の受け入れも拒否も表明していないが、サウジ政府は今週、提案を歓迎。外交関係者3人と別の2人の関係筋はロイターに、サウジは内戦の悪化を食い止めるため、何らかの形の休戦を真剣に模索していると明かした。

2人の関係筋は、サウジによるフーシ派空爆が顕著に減少しており、近くある種の合意が成立することを楽観視する理由があると述べた。

一方、フーシ派側の軍上級幹部は、サウジがフーシ派の政治部門指導者と第三者を通じて「対話を始めた」と明らかにしたが、合意は成立していないとしている。

関係筋によると、提案には一部地域での部分停戦が含まれている。しかしフーシ派側はこれまでに部分合意は受け入れられないとの姿勢を示している。