[北京 8日 ロイター] - 中国工業情報省は8日、生産能力2870万トン相当の老朽化製鉄施設を年内に閉鎖すると発表した。この数字は、3月時点で李克強首相が目標として発言した生産能力2700万トンを上回る。

このほか年内に、アルミニウム42万トン、銅51万2000トン相当の生産能力をもつ老朽化施設も閉鎖するとしている。

さらに、コークス1200万トン、セメント5050万トン、製紙265万トン相当の生産施設も閉鎖される。

大量にエネルギーを消費し、公害の原因となっている老朽化施設の廃止政策の一環で、政府の大気汚染対策に伴う河北省などでの製鉄施設やセメント生産施設の閉鎖計画とは別のものという。