自分の給料を自分で決める「雰囲気給与」制度がうまくいく理由
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月給100万の求人にはみんな飛びつくのに、「あなたの価値は月給に換算するといくらですか?」って聞かれると100万って言えない人が多い。
建築の分野で言うと、「人工(にんく)」と呼ばれる1日あたりの日当が職人さんによって異なります。
同じ大工さんでも20,000円の人も居れば、35,000円の人も居ます。
多くの元請けサイドが勘違いしているのが、この人工を元請け自らが設定していること。
本来、人工とは職人が自分の技術に値段を付けるものであって、元請けが設定するものではありません。
そして、人工の高い腕の良い職人で3日間で仕上げるのと、安い職人で1週間掛かることの違いを理解するべきなのです。
「雰囲気給与」においても、申告された給与に見合った成果が出ていない場合に、雇用主側がマウントを取れる(いつだってクビに出来る)状況を作れるので精神衛生上も良いと考えられます。
まぁ、自信を持って自己査定できる人間はその時点である程度優秀だと思われますが。人事考課にかかるコストを大幅削減するイノベーション。
記事を読む前は「『忖度』好きの日本人だから機能する?」と思いきや下記の部分で腹落ちしました。
(引用ココから)==
自分で自分の評価をしなければなりません。自分が本当に結果を出せたのか、顧客に価値を提供できたか、いくら稼げたのか。本当の意味で意識するようになる
==(引用ココまで)
「月末になるとお給料が自動で振り込まれる」というサラリーマンのぬるま湯意識から脱することができる意味でもスゴイです。面白い取り組み。忖度もしてしまいそうだが、コミュニケーションがなされている前提でうまく運営できる仕組みかと思う。今は小さいからできるかもしれないが、大きくなったときにどうするのか、興味ある。