[ローマ 2日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は2日、トランプ大統領のウクライナ疑惑に関連し、トランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領が7月に行った電話会談に同席し、会話の内容を聞いていたことを認めた。

ポンペオ氏は当地で記者団に対し「電話会談に同席した」とした上で、トランプ氏の発言は、東欧諸国の政治腐敗抑制や景気対策、ウクライナ国内でのロシアの脅威排除といった米国の政策方針に沿った内容だったとした上で「米国の対ウクライナ政策については正確に把握しており、それは際立って一貫している。われわれは引き続き一連の政策に取り組んでいく」と語った。

会談中に何か懸念すべき点や危うい内容を耳にしなかったかという質問には応じなかった。

ポンペオ氏は1日、大統領弾劾訴追に向けて調査を進める下院委員会が要請した国務省の高官ら5人の宣誓証言を拒否する考えを示した。