日本ラグビー代表の「衝撃」は結果ではなく内容である
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「サプライズではなく、なるべくしてなった。」
自信を持って大会に臨んでいるというのが伝わってきます。
海外のトップチームに負けないフィジカルとメンタル、そしてテクニック、これらすべてを兼ね備えたチームに仕上がっているという印象です。
日本人はフィジカルが…とよく言われますし
バレーの場合も高さとパワーに屈したとよく表現されてしまいます。
ただ今回のバレーのワールドカップでも171cmの石川真佑選手が
190cm代のブロッカー相手に得点を量産しました。
石川選手と私の出身校は同じなのですが、フィジカルの強化をなによりも重視しているチームです。
技術はあとからついてくる、まずは世界と戦うのに負けない身体づくりをという指導方針です。
このように目の前の試合に勝つことではなく長期的な目で選手を育成し海外の選手たちにも打ち負けないフィジカルを鍛えれば、日本のバレーももっと上を目指せると思うのです。
私利私欲に走らず、日本のバレーが再びトップに行くために、
アンダーカテゴリーの指導者からトップの指導者までが一丸となって各カテゴリーでやるべきことを共有し、選手を育てていかねば日本の未来はないと思います。
「サプライズではなく、なるべくしてなった。」
こんな言葉をバレー関係者から発信される日が来ることを願うばかりです。この数年のチームスポーツのポイントは「相手を見る」ことです。
サッカー元日本代表の岩政さんは、ピッチにおける多くの指示や判断に「相手がない」ことを指摘しています。
実際の試合においても、いくつかの戦術パターンを持って、臨機応変に対応するというのはスタンダードなゲームマネジメントになっています。
また、今年現役引退をされた元ジャイアンツの上原浩治さんは、ピッチングの極意を「バッターの体感」におきます。球速などではなく相手がどう感じるかということです。
ただしもっとも難しいのは、実際にそれを体現できるのか、そして再現性を持てるのか、ということです。本当に難しい。
今回、ラグビー日本代表のメンバーは体現しました。
まずは残り2試合。ここからが本当の勝負。まだどのメンバーも満足していないと思います。“カメレオンのように、日本代表はそのチームカラーを、戦術を変えていた。”
ラグビーにおいてはこの言葉はおそらく自然で説明不要。監督はスタンドにいて、チームの戦術の変化と選手たちの判断はほぼ同じなのでしょう。
しかし、サッカーにおいては?同じような言葉をよく見ますが、この言葉をサッカーの世界で見ると全て監督の指示で変化していったと見えてしまう傾向が強い。表現を変えなきゃいけないのか。言葉を付け足さなきゃいけないのか。
なんてことを考えました。