[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した8月のユーロ圏の失業率は7.4%で、7月の7.5%から予想外に低下し、2008年5月以来、11年超ぶりの低水準となった。

ユーロ圏の失業率は、2014年8月(11.5%)以降、5年にわたり、低下ないし横ばいで推移してきた。

ロイターがまとめたエコノミストの予想平均は、7月から変わらずの7.5%だった。

域内で特に失業率が高い国で改善がみられ、スペインが13.9%から13.8%に、イタリアは9.8%から9.5%にそれぞれ低下した。

INGのエコノミスト、バート・コリーン氏は「製造業生産は悪化し続けているものの、失業率低下はサービスセクターに引き続き成長する猶予を与えている」と述べた。

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