サラリーマンの年収は441万円、業種別では?
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平均値は正規分布の場合には有効な指標ですが、年収のように外れ値があると平均を押し上げることになり、本質を見失うことになります。
原典は国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」という報道発表で、リンク先のPDFに詳細があります。
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/minkan/index.htm
中央値は記載されていませんが、20ページに100万円ごとの区分があるので、合計50%になるような場所が中央値になります。
すると、中央値は男性で400万円台前半、女性で200万円台中盤、男女合わせると300万円台後半と推定できます。
記事にある、「男性の平均年収は545万円に対し、女性は293万円」「平均年収は441万円」と随分開きがあることがわかります。
中央値の性質の一つは、「半分がこの数値以下」です。つまり男女合わせたときの「年収の中央値が300万円台後半」ということは、半数が「年収300万円台後半(月収約30万円)以下で生活している」ということになります。
正社員と非正規での分布がないので計算できませんが、非正規ではより深刻だと容易に推定できます。キャリア相談にのると多くの方々が、
「お金ではないんです」
と言われるのですが、無記名のアンケートをとると転職理由は評価が適切ではない、より言えば年収であることが多いのです。
なかなかこの日本人の本音を言えない国民性は興味深いです。
無料年収査定やっているのですが、年収やキャリアについてもはっきり話してもらったほうが私はいいですね。
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https://keyplayers.jp/archives/4146