環境問題を”sexy”にしようとする場合、何が必要なのか
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注目のコメント
Sexy発言からここまで踏み込んだエネルギー政策論を展開されるとはすごいですね。
ここまでの論を語るのは、石炭火力を減らすビジョンとして、小泉大臣が経産省、農水省(そして場合によっては外務省、防衛省、総務省、国交省など)の所管にも踏み込んで、この様なエネルギー政策論を持っていたら、あるいはメディアの質問に答えていたら、という思いもあるのかも知れません。
個人的には枝葉末節に渡り異論もありますし、より議論を深めるべき論点もあるかなと思います。正直、諸外国の政策を引き合いにして、「本当は、2030年以降のエネルギー基本計画を更新するための答えはほぼほぼ見えています」とまで言われてしまうと、それで良いのかと思ってしまったりもします。
強いて付言するならば、系統線の問題でしょうかね。現状のインセンティブでは持続性もなければ、そのことが再エネ普及の妨げにもなっていると思います。
環境政策は産業に関わるという意味で産業政策ですが、生産性向上に繋がるかと言うと、そこはまた別の議論かなという気がします。
あと、文中で日本の石炭火力は「超臨界」と書かれていましたが、1995年以降に建設された石炭火力は「超超臨界(USC: Ultra Super Critical、556℃以上、22.1MPa以上)のタイプで、既に超臨界タイプよりも多くの設備容量が導入されているので、主流は「超超臨界」呼んでよいと思います。
私が環境大臣だったらなんていいますかね。原子力もダメ、火力もダメ、となったら再生エネルギーをコツコツ増やすしか無い。山地の開拓して電源設置なんてコスト高すぎて無理。だから、農地法改正して平地でやろうぜ、という至極まっとうな打ち手案。これを小泉進次郎氏の口から聞きたかったんだよ。みんな。