[ニューヨーク 24日 ロイター] - ロイター/イプソスの世論調査によると、来年の米大統領選に向けた野党・民主党の候補指名争いでは、ジョー・バイデン前副大統領が支持率トップを維持した。ウクライナ疑惑を巡りトランプ米大統領とバイデン氏の応酬が激しさを増すなか、支持率にはほとんど影響していないもよう。

バイデン氏の支持率は20%で、前週から1%ポイント上昇した。また、エリザベス・ウォーレン上院議員は着実に支持を広げており、支持率は14%と前週から2%上昇した。バーニー・サンダース上院議員は4%ポイント低下し、13%だった。

調査は、民主党員と無党派層1005人を対象に9月23─24日に実施した。

野党・民主党のペロシ下院議長は24日、トランプ氏の弾劾に関する正式な調査を開始すると表明した。トランプ氏が民主党のバイデン氏に関連する調査を推進するようウクライナ政府に圧力をかけた疑いが浮上したことが理由。[nL3N26F4I8]

トランプ氏の弾劾訴追を支持するとの回答は37%で、9月初旬に実施した調査の41%から低下した。

ウクライナ疑惑に関するニュースをほとんど知らないとの回答は52%、部分的には知っているとの回答は31%だった。一方、かなり知っていると答えた人は17%にとどまった。