高齢者の運転禁止に賛成の人が多くても、推進運動が盛り上がらない理由
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高齢者運転には、何らかの制限が必要でしょう。
しかし、制限されると困る人が猛反対する一方で、制限しないと困る人は、それほど反対しません。誰が被害者になるか不明ですし、各人にとっては被害者になる確率は低いので、反対運動を展開するインセンティブが小さいからです。
これは、多くの人が小さな被害を被っている農産物の輸入規制や、誰が被害者になるかわからない「連続殺人容疑者も、疑わしきは罰せず」とも共通する問題ですね。認知症は広い概念です。
認知症の人の頭の検査をすると、いろんなところに問題が認められます。思考だけの問題ではなく、運動系も機能が低下しているのです。
現行の認知症チェックは、思考系しか検査してないので、自動車運転の適否には不適切です。運動系もチェックする必要があります。しかし、この検査の費用はかなり膨大になるでしょう。当然ながら、そんなものを税金で出すわけにはいかないので、費用はその検査を受ける人が出す必要があります。30分として1万円くらいですかね? その費用がいやで、免許証返す人もでてきそうです。