[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国のコマーシャルペーパー(CP)発行残高が週間ベースで5月以来最大の落ち込みを記録したことが、米連邦準備理事会(FRB)のデータで明らかになった。

今週のレポ市場の混乱でレポ金利が急騰し、CP金利も上昇したことが背景。

CP発行残高は、18日までの週に185億ドル減り、1兆0920億ドルとなった。これは5月1日終了週以降で最大の落ち込み。

季節調整済みでは222億ドル減の1兆0940億ドル。2月6日終了週以降で最大の落ち込みだった。

翌日物レポ金利は17日に10%まで急騰。CP金利もこれに連れる形で上昇した。

事業会社が発行するAA格の1日物CP金利は、17日に平均4.26%と、16日の2.32%から急騰した。翌18日には2.31%に低下した。

レポ金利やCP金利などの短期金利は、FRBが資金供給を開始したことを受けて、下げに転じている。