【海外積立投資】海外積立投資(変額プラン)の満期間近の「出口戦略:その1」
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そもそも「海外積立投資(変額プラン)」で積立投資できるのは、「投資信託(ミューチャル・ファンド)」や「ETF」、「インデックス投信」です。
つまり、こういった投資信託(ミューチャル・ファンド)は、マーケットの下げがあると、その分下落するんですね。
それなので、例えば、今まで積立総額に対して時価評価が+50%になっていても、満期時に極端な話で金融危機(リーマン・ショック)みたいなことが起こって70%など下落して満期を迎えた場合、それまで積立投資してきて積み上げてきたリターン+50%が吹き飛んじゃう訳です。
このシチュエーションは、イヤですよね?
なので、特に満期が近くなる場合(保守的な人は、満期迄の2年前ほど、通常は1年〜半年前くらいから)、それまで現在の保有中ファンドと現状の積立ポートフォリオ(各ファンド組み合わせ)から、
上下のブレが少ない、キャッシュ系ファンド(MMFファンド)や米国債ファンドに、積立配分とポートフォリオ配分100%を「スイッチング(全てのファンドを利益確定/損切)」し、そのキャッシュファンド100%のまま満期まで待つ(もちろん満期までのコストもかかるが)。
この「満期前にキャッシュファンド100%にスイッチング」する場合、積立投資家の、
メリットとしては、
それまでの「利益確定」とその先にマーケットクラッシュが起こった場合でもマイナス幅は軽微になる。
デメリットは、
マーケットクラッシュなど起こらず、それまでのポートフォリオのリターンが更に良いパフォーマンスを上げる(=上昇リスク/リターンを得る機会損失)
満期が近づくにつれてマーケット状況にも影響されてくるので、個人投資家がどのように満期を迎えるか?かは個々の判断によってきます。
また例えば、確実にリターンを確定させて満期を迎えたい場合には、100%をキャッシュファンドへスイッチングするでしょうし、少しでも上振れリスク(上昇リターン/下落することもあるが)を求める場合には、
60%:キャッシュファンド(満期まで)
40%:その他の投資信託(ミューチャル・ファンド)で積立運用継続
や
80%:キャッシュファンド
20%:その他
など様々配分やポートフォリオのアレンジを柔軟にできる訳ですね。