(ブルームバーグ): 米カジュアル衣料のフォーエバー21は、今月中にも行う見込みの破産法適用申請に伴うリストラの一環として、少なくとも100店舗の閉鎖を準備している。計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。

同社は裁判所の管理下で進める再編のため約7500万ドル(約81億1500万円)の資金確保に取り組んでいる。協議の非公開を理由に関係者が匿名で語った。

計画では同社が債権者への支払い方法や事業立て直しに取り組む間、業務を継続できるよう連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの申請を想定している。計画は固まっているが、破産申請に踏み切るまでさらに時間を稼げるような合意を同社アドバイザーが取りまとめる可能性もある。

1984年創業のフォーエバー21は米欧、アジア、中南米で800を上回る店舗を運営している。

ロサンゼルスを拠点とするフォーエバー21の担当者はこうした準備についてコメントを控える一方、同社が15日にも破産申請する予定だと伝えた米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を受けた発表資料を参照するよう求めた。

この発表資料では15日に破産申請する計画はないとし、「当社の店舗はオープンしており、米国の店舗の大部分と、それより少ないが海外店舗も引き続き運営するつもり」だと説明した。

ブルームバーグは先月、フォーエバー21が破産法の適用申請を準備していると先に伝えていた。

原題:Forever 21 Plans to Shutter at Least 100 Stores in Bankruptcy(抜粋)

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