[11日 ロイター] - 米ノースカロライナ州第9選挙区で10日行われた連邦下院の再選挙での敗北について民主党は、郊外では優勢で共和党候補との差はわずかだったとして、2020年の大統領選の見通しは明るいとみている。

第9選挙区は昨年の中間選挙で不正投票の疑惑が浮上し、再選挙を実施。トランプ大統領などが支援する共和党のダン・ビショップ候補が勝利したが、敗北した民主党のダン・マクレディ候補との得票率の差は2%ポイントだった。

ただ、今回の投票結果はこの選挙区で地方の有権者と民主党との間の溝が深まっていることも浮き彫りにしており、トランプ氏と共和党が来年の大統領選でこの点を突くのは確実だ。

ノースカロライナ州は2016年の大統領選でトランプ氏が約4ポイントのリードで勝利しており、2020年にはトランプ氏が絶対に落とせない州と考えられている。