[ニューヨーク 11日 ロイター] - 来年の米大統領選に向けた野党・民主党の候補指名争いでは、エリザベス・ウォーレン上院議員がここ1カ月、支持率を大きく伸ばし、トップを走るジョー・バイデン前副大統領と、それに続くバーニー・サンダースに迫る勢いを見せている。ロイター/イプソスの世論調査で明らかなった。

調査は民主党員と無党派層の687人を対象に9月9─10日に実施。ウォーレン氏の支持率は11%と、8月1─5日の前回調査から3%ポイント上昇した。

バイデン氏の支持率は22%と前回から変わらず。同氏は出馬を表明して以降、首位を維持。サンダース上院議員は16%で前回から2%ポイント低下した。

ウォール街批判などで知られるウォーレン氏は、経済格差の是正に向けた大胆な構造改革を訴え、富裕層増税や学生ローンの返済負担軽減策、国民皆保険などを公約として掲げる。今年に入り、着実に支持率を伸ばしている。

一方、カマラ・ハリス上院議員の支持率は2%ポイント低下し、4%にとどまった。インディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長も4%で前回から横ばい。

起業家アンドリュー・ヤン氏とコリー・ブッカー上院議員の支持率はそれぞれ3%。残りの候補者は2%未満だった。