RCEP、新たな合意分野示せず タイで閣僚会合、年内妥結不透明
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熱心にやったが米国が土壇場で抜けて頓挫したTPPに代わるものとして期待されるRCEPですが、はなから米国が入らず中国が入るRCEPは、TPPとは全く意味合いが異なります。TPPは、米国を後ろ盾に中国抜きで環太平洋諸国に我が国の影響膂力を及ぼす意味合いがありましたが、中国も熱心なRCEPでは、我が国は、中国以外の諸国と連携して中国に対抗しつつ条件を纏めて行くしかなさそうです。中国に多少なりとも対抗できる国は実質的にインド、オーストラリア、韓国といった辺りでしょうが、韓国と組めるとは思えませんし、オーストラリアも中国が主たる輸出先、発展途上のインドも中国と我が国との距離感を考えると微妙です。そして我が国が単独で中国に対抗するのは難しい。中国がRCEPに比較的熱心なのは、その辺りを見越しているからでしょう、たぶん。
「新たに合意した分野がなかった」とのことですが、納得できる条件が整わないなら、急がなくて良いんじゃないのかな・・・ (^^;