【週末5分解説】緊急アンケート実施。どこまで進む「この円高」

2019/9/8
円相場の動きが激しくなっている。
今年のドル・円相場は、2月から5月まで、1ドル=110~112円の間で推移していたものの、その後、アメリカと中国間の貿易摩擦が激化したことで、「安全通貨」とされる円が買われ、円高が進行している。
さらに、8月には、アメリカによる中国に対する追加関税第4弾が決定し、世界経済の先行きが不透明になった。
そして、8月26日には、一時2016年11月以来となる1ドル=104円台半ばまで円高・ドル安が急速に進行した。
今週は1ドル=106円90銭で取引を終えたものの、この円高は果たしてどこまで進行するのか。もしくは、円安に反転するのだろうか。

緊急アンケート:97円予想も

NewsPicks編集部は今回、年内の為替予想アンケートを実施した。
アンケートに答えた各金融機関の専門家7人の中で、1ドル=97円まで円高が進む可能性があると答えたのは、SMBC日興証券の野地慎チーフ為替・外債ストラテジストである。