時間とはいったいなんなのか?──『時間は存在しない』
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物理的には、非可逆な量であるエントロピーが増大することが時間経過を表しますが、そのエントロピーという概念がマクロ系(統計で表される曖昧な世界)にしか存在しない概念であるため、ミクロ系では時間経過が別の表現になると言っています。
で、その時間経過を表すものが、「空間量子」の連続ということです。おそらく変数にすると、「空間量子の数」が時間とイコールになるんじゃないでしょうか。
量子は定数的に存在する最小単位なので、時間がその数に基づくなら、空間量子が時間の最小単位となります。
学部生の頃に読んでいたヘーゲルの自然哲学を思い出しました。空間の生滅が時間であるという発想ですが、言葉の使い方がアレ過ぎてやっぱり読みにくいったらないですね。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/studienzuhegel1995/1999/5/1999_5_85/_article/-char/ja/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/philosophy1952/1971/21/1971_21_184/_article/-char/ja/
ちなみに二年前、量子力学から熱力学第二法則(エントロピー増大の法則)が導出されてるんですよね。
「東大、量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功」
https://newspicks.com/news/2477896?ref=search&ref_q=%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6&ref_t=top