香港行政長官、逃亡犯条例改正案を正式に撤回-抗議活動収束は不透明
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為替も動いてますね。しかし、中国メインランドの動向も気になりますし、中国メインランドからの観光客はもちろん、香港の海外金融機関の動向が気になります
香港でデモをしている人たちは5大要求を出しています。逃亡犯条例改正案の正式撤回はそのうちの一つ。あとの4つは
2.逮捕されたデモ参加者の釈放
3.デモを「暴動」と認定したことの撤回
4.警察の暴力に関する独立調査委員会の設置
5.行政長官ら香港政府責任者の辞任(普通選挙の実施を求める声も)
5の要求については、いくつかのバーションがあります。明確なリーダーが存在しない運動のため、5大要求に関するポスターや声明も複数出回っているためです。
リーダーの逮捕や組織の分裂を避けるために明確な組織体を作ってこなかったのは香港人の知恵だったけれど、要求の一部が通ったときにどう行動するかは、リーダーがいないために一枚岩の意見を出すことは難しいでしょう。
これでデモをやめようという人もいれば、5大要求全てを通すべきと考える人もいる。日本ではあまり注目されていませんが、警察の暴力に対し、独立調査委員会の設置を求める声は非常に強く、今回の香港政府の動きでデモが収まるかはまだわからないと思います。3カ月に及んだ市民デモの影響で、争点がいくつも挙がってきた為、この逃亡犯条例改正案の撤回で、市民デモが収束するのか?が、今後の課題だと思います。
この香港行政長官、きっと自分の首を賭けて、北京と対峙したんだろうなぁ…と思います。