広大なアフリカで女性の心をわしづかみにしている日本製品がある。
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ルワンダに行った際、カネカさんのこのウィッグの話を聞き、実際にスーパーにいくとこの商品が並んでいて手に取っている人も多く、驚きました。
カネカさんってB2Bのイメージが強かったのと、日本からアフリカに進出している企業は数少ない中、アフリカ市場シェアをかなり取っている。
視野を広げると、日本の技術や品質の活躍の場はまだまだあると思いました。カネカさんが行っているのは、最終製品の販売でなく、現地のヘア製品工場向けへの化学繊維の供給。B2B事業です。シェア50%は、工場への納入原料に占めるカネカ原料の比率でしょうか。当然ながら市場では現地で作っていない中国からなどの輸入品も多く販売されています。
アフリカの人にとってのエクステンション、ウェービングといったヘア製品は(ウィッグの販売比率は相対的に小さい)、おしゃれというより「みだしなみ」ですね。都市に住む40歳くらいまでの人は、9割が使っていると思います。一方で、都会では「自然のままの髪でいよう」という流行もあり、短髪で染めているような女性も増えています。
こういった原料供給ならば、マットレスやペット用の化学品や缶や屋根材用のアルミなど、比較的多くの日本企業がアフリカへ輸出しています。また、そういった輸出は、日本企業にとってチャンスのある領域のひとつです。
アフリカビジネスに関わる日本企業リスト
https://abp.co.jp/perspectives/japan/List_2019.html・営業担当がNYのヘアケア用品店でカネカの製品を大量に買い込んでいるアフリカ人を見つけ、話しかけたこと
・セネガルから買い付けに来たという話を聞き、すぐに日本本社に連絡をしたこと
・日本本社が、そのまま同行してセネガルに向かえと即時に判断して指示したこと
この辺が、カネカという会社の組織力だと思いました。
ちょっとしたチャンスを見逃さない現場、それをすぐに共有する透明性、現場の情報の重要性を理解し、一瞬でネクストステップを指示できるスピード感と意思決定力。
この辺他の会社も見習うべきですね。