【EC業界スペシャリスト対談】BtoB ECの大いなるポテンシャルと存在意義
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EC業界の中でも市場規模が非常に大きく、一説にはBtoC ECの市場規模の40倍とも言われる「BtoB EC」。その最前線で活躍されている4名のスペシャリストにお集まり頂き、BtoB EC業界の大いなるポテンシャルと存在意義について語って頂きました。
先日は取材ありがとうございました。
あらためてですが、、
業界のトッププレイヤーの方々とこのような場面でお話することができて
非常に有意義な時間でした。
話せば話すほどBtoB ECの色んなエピソードが飛び出してきて、
いまの様子がギュッと詰まったコンテンツになっているように思います。
さぁ、これからですね。
僕もですが、みんなでこの業界を盛り上げていければと思います!すごく勉強になる記事でした!改めて、BtoB ECは日本のビジネスを変える大きな使命を持っていることが感じられました。
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例えば、Mac愛用者にはMacを使っているというプライドがあると思うんです。同じように、BtoBの受発注業務をEC化しているということが、していない人に対して自慢できるような状態になればもっと広がるのではないでしょうか。
BtoBの場合、日本は既存取引先とのアナログ業務が多いことも影響してか、G7の中でも生産性はずっと最下位です。デジタル化していないので仕事のやり方 がとても非効率で、業務効率化という点でBtoB ECが確実に改善の1役は担うと思います。
例えば、BtoCで商品を購入したいと思ったら、サイトを見れば取り扱いの有無や在庫については分かるじゃないですか。でもBtoBの場合は確認できるサイトがないので、とにかく在庫問い合わせの電話がかかってくる。そんなことを1日中やっているわけですが、じゃあ在庫を管理していないかというとそうではない。ただ社外から見える状態になっていないという問題があります。それをECサイト上で在庫情報を見えるようにするだけで、1日中鳴り止まなかった在庫確認の問い合わせが1日数本にまで減る。BtoCでは当たり前に行われていることがBtoBではまだまだ浸透していないと感じます。
BtoBはBtoCの3〜4倍の請求単価があります。この単価に占める原価、とくに注文と請求のコストを下げることで、粗利を高めることができます。先ほど鵜飼さんがおっしゃったように電話やFAXで注文を受けていると、1つの注文に対して人件費が500円から700円ぐらいかかってしまいます。BtoCは注文単価こそ少ないですが、ECの場合、注文にかかる社内コストは微小です。要はBtoBでは電話とFAXの受注に必要となる人件費を下げられると利益率を上げられるんですよね。
皆さんが何か物を買う時に、FAXを使って購入するかということを、個人に置き換えて考えてみたら良いと思います。