経済格差が、子どもの「脳の発達」に影響を与えるという厳しい現実
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子どもの脳発達に影響するのはストレスであり、貧困家庭は中高所得家庭と比較して強いストレスに晒されていることが多いから影響を受けることが多く、中高所得家庭でも強いストレスのある家庭では、発達に影響があるとのこと。経済的問題があっても、親子関係がしっかり安定していて、子どもが安心感・安全感を感じられる環境があれば脳発達への影響は起こりにくいとのことです。
経済格差というよりは「家庭のゆとり」の問題なので、貧困層への対処だけでなく、子育てを誰かに押し付けない取組も重要です。
我が国の男性の育児参加率は各国と比較しても低い状況です。誰かが担っている役割に「参加」するのではなく、自らの役割として自覚して行動することが必要です。
また、制度や組織でもそのような行動を促すことができる多様性や柔軟性のある仕掛けが必要です。少子高齢化が急激に進んでおり、経済が衰退の一途をたどっている日本の場合、各家庭の問題として片づけられない喫緊の国家的課題だと思います。
経済格差=子供の「実行機能」の発達=子どもが強いストレスを感じない家庭環境
という因果関係が明確なのであれば、国の発展のためには、国、自治体、地域ぐるみで環境を整備していくしかないと思います。認知能力→非認知能力→実行機能と、その後の人生に与える影響が大きいとされる能力が推移してきているが、結果はシンプルなようだ。
アタッチメント(親子の情緒的な結びつき)の重要性は、発達心理学の根本であり、昔から多くの研究がされてきた。
親の抱えているストレスは、子どもからすれば逃れることが難しく、そのはけ口になってしまう。(間接的なものも含めて)
子ども関係の支援者の中には、たまに親への支援を忌避する人もいるが、親へのサポートは、子どもの成長に直結していると改めて感じさせられました。