【インディカー】大クラッシュから生還するも、佐藤琢磨に待っていたバッシングとキャリア最大の試練。(辻野ヒロシ)
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日本のインディカーファン、琢磨ファン、そして世界のインディカーファンが今、騒然となっているこのニュース。
インディ第14戦ポコノGP決勝のスタート直後の1周目でインからハンターレイ、ロッシ、琢磨のスリーワイドになり、クラッシュは起こりました。確かにクラッシュ直後は自分も完全に琢磨が原因と見えて、そのようなツイートをTwitterにしてしまいました。今は冷静な目を持っていなかったことに反省しています。
が、それはテレビで繰り返し流されていた真ん中のロッシのオンボードカメラをみたから。
オンボードカメラは広角を撮れるようになっているので、どうしても琢磨がロッシ側に寄ってきているように見えます。さらにロッシ、ハンターレイがそれぞれ琢磨に対して非難のコメントをしたことが拍車をかけ、論調は琢磨非難一色に。
琢磨は、Twitterでテレビ放映ではなかった琢磨自身のオンボードカメラ映像を載せ反論。自分は路面の継ぎ目、ハンドルをみてもわかるように真っ直ぐ走っていて、その状態でぶつかったと。
琢磨のピンチに琢磨の所属チームRLLRから声明が出た。チームも言っているように本来ならこんな声明はいらないはずなんです。ただ原因をきちんと究明せずあまりにも一方的に琢磨が非難されているためチームが援護してくれた。その関係性はうれしいし本当に感謝したい。インディカー側はきちんと答えて欲しい。いまだにインディカー運営側は避けられた琢磨車が原因のクラッシュに関して審議中となっています。
琢磨はこれはレーシングアクシデント。なのでこのペナルティをもらいかねない今の運営側の見解は受け入れられない。撤回して欲しいと主張しています。
色々な情報をみたりした自分なりの見解はやはりレーシングアクシデントと呼べるもの。記事中の映像を見てもらえばわかりますが、ロッシはスタートを失敗し、ズルズルと後退。ストレートでインからハンターレイが抜きにかかりアウトからディクソンに続いてロッシと明らかにスピード差がある琢磨が抜きにかかります。コーナーが迫りハンターレイはコース真ん中よりにラインをとり徐々にロッシの行き場がなくなる。ハンターレイは琢磨がアウトから抜きにかかっていることをたぶんわかっていない。琢磨が多少右に寄れたかもしれないし、ロッシは右に寄ったかもしれないがそれは路面のバンプなどである程度仕方ないものだと思います。