「デジタル広告」の不正問題、いかに健全化すべきか?: Yahoo! JAPAN 井上大輔 ✕ 元・日本ロレアル 長瀬次英 ✕ IAS 山口武
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いかに安くリーチできるか、のニーズは強いが、その質について認められづらく、広告主にとってターゲットユーザーを多く含む&エンゲージメントできる高クオリティメディアにも、リーチだけが多いメディアにも、同じ指標でしかメディア投資がなされない現状がある。
視聴質から高単価での提案に入ると指標が難しいので、先ずターゲットを明確化することで、そのターゲットが多く見ているメディアはここですよ、そしてその中でもこのメディア群は質も期待できますよ、なのでターゲットユーザーへのリーチ単価をこれくらい、その中で高い質のメディアにはこれくらいの単価ででも掲載しましょう、の順で提案した方が、わかりやすそう。随分と前(4ー5年?)から問題になっていた。
広告の配信先を審査したり広告クリエイティブの審査を厳しくすると、それはメディアの売り上げに直結する。特にCPC(クリック課金)で販売をしている場合には、クリックされないと料金が発生しないので、CTR(クリック率)が期待できない時にはとにかくたくさんの広告在庫(広告配信先)を確保しておかないと売上予算が達成できない。
一方では、広告配信に相応しい質の高いサイトというのはそれほど多いわけではなく、増えていくのはまとめサイトとかコピペで作った低レベルの量産サイトばかり。
売上と広告審査と言うのはネット広告ではバランスが難しいのだが、レギュレーションの隙をつきながらインターネット広告費が二桁成長を遂げてきたと言う側面もあり。
また、広告主もROI、ネット広告では広告投下金額とクリック数、あるいはサイトでのコンバージョン率でしかネット広告を評価してこなかった。どこに配信されていようがたいして気にせず売上しか見てこなかった。
それがここにきて、広告主から「そんなサイトにうちの広告が出てたら、ブランド価値が下がる」と言われるようになってようやく表面化してきた印象がある。
私にとっては、ようやくメディアが重い腰を上げた感があるんだけどなぁ。デジタル広告はいま、新たな夜明けを迎えようとしていて、今年後半から来年にかけて大きなターニングポイントを迎えると思います。業界関係者は、ぜひご一読を!
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