[東京 13日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点(105.29/32円)に比べ小幅にドル高/円安の105円半ば。ユーロは118円前半。

早朝の取引では、ドルは一時105.16円まで下落したが、仲値にかけては輸入企業など実需勢によるドル買いが散見され、持ち直した。ただ、ドルの地合いは引き続き軟調との見方が多い。

ドルは前日一時105.05円と1月3日以来の安値、ユーロは117.52円と2年4カ月ぶりの安値をつけた。ユーロ安はイタリアの政治の安定性に対する不安が一因だという。

中国人民銀行によると、人民元の対ドル基準値は1ドル=7.0326元、前営業日終値は7.0585元となった。きょうの基準値は2008年3月25日以来の元安水準となるが、為替市場の反応は薄かった。

米国による中国の為替操作国認定もあり、前週前半の外為市場では、基準値に対する関心が高かったが、現在は「(基準値が)ネタとしてやや色あせてきた」(外銀)との意見も出ていた。