リクナビ問題が大炎上した真相 “利用者不在”の人材ビジネスに潜む「構造的歪み」とは
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注目のコメント
記事を書いた記者です。
リクナビを運営するリクルートキャリアが就活生の内定辞退率の予測データを販売していた問題。大炎上の背景にある「誰のためのサービスだったか」という問題について、専門家や人材業界の取材から探りました。
リクナビは会員向け無料サービスです。「無料だから会員情報は運営が顧客企業に自由に送ってよい」訳では絶対にない。ただ運営に金を払うのが顧客企業である以上経済合理性を突き詰めるとユーザー視点に欠く点も否めません。
同様に情報を無料で得られるサービスであるネットメディアの端くれとして、「誰のためのサービスか」について気を付けたいです。
メディアがいくら広告を企業から取れても、記事の質の劣化で読んでくれる読者を失ったら、ビジネスモデルそのものが崩壊するのですから。Cは無料でBからマネタイズという構造で、かつ、シェアがありCの大半は使わざるを得ない状況。。というレベルに抽象化すると、どこまでブレずに双方への価値提供をしていくのかは難しいですね。
本件は少なくともセンシティブな度合いが高くアウトですが。リクナビがたまたま取り上げられたけど、世のプラットフォーマー達はみんな個人情報を好きに使ってると思いますよ。
法整備が追いつくまでは彼らはやりたい放題だと思います。