軽減税率、微妙すぎる線引きをまとめてみた プロ野球チップスが対象外のナゾ
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ちなみに新聞(定期購読)は軽減税率適用だけど、書籍、雑誌、民間ネット視聴料は適用外なのも変な話。ナゾというより、経済合理性だけでない理由についても考えさせられます。。もちろん法律というのは効率性だけでなく公平性についても考慮されるべきなのでしょうが、そこなのか!?という感じがしなくもないです。。
「解釈によっては、おもちゃ付きのお菓子の中で、8%と10%が混在する可能性」とありますが、この「解釈によっては」が曲者です。法律本体が明確に基準を示して官民が同等な立場で解釈し、解釈が違えば裁判などで争って民間が結果責任を負う制度なら、民間は自分の責任で判断してものごとを進めることができますが、国税庁が大枠だけを決めた法律を元に基準作りを任される我が国では、その解釈の多くは、たとえ争っても基準を作った国税庁の判断が優先されて、国税庁に事後的にダメと言われれば民間は泣き寝入りするしかありません。判断が曖昧なものは国税庁にお伺いを立ててお墨付でも得ない限り、値付けが難しく時間が掛って不安が残って素早い発売が出来ません。官の解釈への依存とそれに費やされる膨大なエネルギーが,消費税に限らず、日本のイノベーションの停滞を招いているように感じます (・_・;)ウーン
この先、いつまでたっても軽減税率を巡る解釈の問題は止まるところを知らないことになるのでしょうし、政治的な駆け引きが密かに行われてある種の利権の温床にもなりそうです。キャビアが軽減税率でささやかな贅沢のみりんに10%の税金がかかるなんて庶民には許せない。軽減税率はエンゲル係数こそ低いものの絶対的な金額で大きな恩恵を受ける高所得層に有利です。基準作りと解釈とレジを含む徴税手続きに膨大なコストを払ってこんなことをするくらいなら、広く浅く一律に消費税を集めて貧困に苦しむ人たちを直接保護する方がずっと効率的。政治的な思惑に突き動かされ、罪な制度を導入したものですね・・・ (/_;)