中国のインフルエンサーも「数より質」か 化粧品「ガチ批評」に好感
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中国のインフルエンサーは他の国と比べて商品の購入につなげる力が強いです。そのため、商品に対する徹底的な批評がより大事になっていてどちらかと言うと中国のインフルエンサーにとってガチ批評は当然のことではないかと思います。商品の信頼とともにインフルエンサーの信頼も大事ですので。
そして日本ではインフルエンサーの判断基準の中で「どのぐらい商品を売る力があるのか」はまだそこまで厳しくないと思いますが、中国だとフォロワー数より販売力が大きな基準になっています。後々日本のインフルエンサーもそうなっていくと思いますが、華やかな道に見える世界でも色んな厳しさがあるでしょうね。かつて「ひどい」と言われた中国が、次々と状況を反転させています。いよいよその波がインフルエンサー(KOLと呼ばれる)に及んでいます。かつて、淘宝などの店舗が急増するにしたがい、そこには騙しが増えました。さらに「もっともらしいことを言うKOL」たちの乱立で、混乱は加速しました。しかし、現代中国の最大の特徴は、やってみてから修正していく「市場主導型修正戦略」。多くのKOLが淘汰され、生き残った勝ち組はさらに質重視を強めました。結果、私たち企業側がKOLを雇うとしても、二つ条件が突きつけられます。ひとつ目、選ぶのは彼ら側であること。二つ目、お金をもらっても容赦ない評価をされてしまうこと。
今や中国では、淘宝のレビューは信頼されません。レビュー専用サイト(RED等)の記事か、人気KOLの意見が支持されています。その淘宝も、捜査当局と組んで、偽物・劣品の取締が強化されています。検挙率は昔よりはるかに改善されました。淘宝はたとえるなら、悪徳業者のごきぶりホイホイとなっているのです。かつての偽物大国・中国は、すでに知財の出願数が世界一です。さらに、自転車のシェアリングで、市街地にチャリのゴミ山ができる風景も一時報道されていたと思いますが、駐輪場所が指定され、かなり改善されています。日本人は、中国のことを見下している暇はありません。もっと中国市場の変化を認め、その成長力をみずからに取り込みましょう。インフルエンサーも淘汰される時代において、
「僕は本音、真実を語るので、適切な商品を適切な人々に伝えることができる。これこそフォロワーに愛される理由です」との言葉は的を射ています。
「辛口だから」ではなく、「真実(事実)をリアルな声で」伝えるからこそ、受け入れられているのでしょう。