戦前最大の右派新聞 約10年分見つかる
NHKニュース
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注目のコメント
大正デモクラシーが崩壊し、軍部の政治介入が始まる時期、右翼の御用新聞だったわけで、完全版が発見された右派新聞の研究はテーマとして面白い。
興味深い部分は、やはり当時の指導者が右派新聞を通して読者に訴えた内容だ。読者は右派の支持者なわけで、指導者の本音に近い言葉が伺えそうだ。
戦後に活躍する政治家の戦中の発言は面白いものがある。鳩山一郎は井上寿一さんの『政友会と民政党』曰く、統帥権干犯問題で軍部と結託し、政府を追及した当事者だった。幣原喜重郎は服部龍二さんの『幣原喜重郎と二十世紀の日本』曰く、当初は和平を説いていたが、途中から焦土作戦を説いた。
完全版が発見された右派新聞の研究を進めることで、当時の指導者の今まで未確認の発言や考え方など、新しい事実が発見される可能性に期待したい。