[北京/上海 6日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は6日、米国が中国を為替操作国と認定したことに反発、「国際金融秩序に深刻な打撃を与え、金融市場に混乱をもたらす」と指摘した。中国は、通商摩擦への対応で為替を利用していないと表明した。

米財務省は5日、中国を為替操作国に認定した。

人民銀は声明で、為替操作国認定は「世界経済・貿易の回復を阻害」すると指摘。中国は「貿易問題に対処する手段として為替相場を利用したことはないし、これからも利用することはない」と表明した。

その上で「中国は米国に対し、自らの過ちに気づき、誤った道から引き返すよう助言した」としている。

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