鯨食文化はどこへいく IWCは出たけれど…(風紋)(写真=共同)
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皆さん、覚えているでしょうか?「日本が商業捕鯨を再開した」というニュース。そしてこの6月、日本はとうとう国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、31年ぶりに商業捕鯨を再開。
それまでは南洋などでの捕鯨を続け、それは「科学的研究のため」としていたのだ。そして鯨肉を提供してもいた。
しかし、この数十年そんなに鯨肉の売れ方が増えると予想していたのかね? ちょっとあり得ないような気がする。もうみんなおいしい牛肉も味わえるし、クジラ?そんなにおいしいなんて「イメージ」がある?
では何故?「IWC」を脱退してまでも?となるよね。
私が安倍・福田総理の顧問をしていたころ、IWCの会議がに東京で開催され、私も出席させてもらっていろいろ議論を聞いて、コメントもした。農水省の森下さんという優秀な技官がもっぱら日本側の対応をしていたらしい(今は退官して大学の先生をしている)。
大体、当時から「南洋の捕鯨は科学研究のため」と言っていたのだから世界の科学者にも研究に参加して行うべき、そしてそれなりの科学論文として発表すべき、これが私の意見だった。
今度の「IWC脱退」にしても他に理由があったのでは、と思っている。それは現政権の参与の一人の優れもの「谷口さん」の論文があるからなのだ。
それが以前の雑誌にでいた彼の論考「メディアが伝えぬ日本捕鯨の内幕:税を投じて友人をなくす」http://wedge.ismedia.jp/articles/-/721 だ。
誰か関係者がいたらぜひコメントを欲しいところなのだが、メデイアの「IWC脱退」の報道の仕方も変だったのか?政府のコメントをそのまま書いたのか?だれか教えて。
結局は日本的な「メンツ」「観念的」などでモノゴトが決まっているのではないか、と想像するのだ。これは谷口さんも指摘しているところ。
メデイアもしっかりと背景なども調査して報道してくれよ、「政府の広報機関」ではないのだから。